仕事などにより規則正しい時間に眠れていない人が増えています。それ以外にも睡眠を妨げる原因は沢山あるので、数あるパターンの中で有名なところを解説していきます。

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痛みが原因で眠れないならボルタレンやセレコックス

歯が夜中に痛みだし、そのせいで全く眠れないという経験をお持ちの人もいるでしょう。
歯の痛みの原因は主に虫歯や歯周病などですが、歯以外の病気が原因で痛みが生じることもあります。
といっても自己判断で原因を特定できるわけではありません。
痛みの原因を取り除くには、医療機関を受診して適切な治療を受ける必要があります。

歯が痛み出した時、歯科クリニックを受診できればいいですが、都合によってはすぐに受診できないことも多いものです。
真夜中の場合には朝まで我慢しなければなりませんし、日曜日や祝日などの場合には休診となる歯科クリニックもあります。
仕事や学校に通わなければならないので、しばらくの間我慢しなければいけないという事も多いと思います。
そんな時に便利なのが、ボルタレンやセレコックスといった鎮痛作用のある薬です。

代表的な鎮痛薬

よく使われる代表的な鎮痛薬について紹介します。

ボルタレン

ボルタレンはジクロフェナクナトリウムを主成分する解熱鎮痛薬で、炎症を抑える消炎作用や熱を下げる解熱作用、痛みを抑える鎮痛作用などを持っています。
ジクロフェナクナトリウムは優れた効果を発揮するので、痛みを緩和する目的で様々な場面で用いられています。
ただし、ボルタレンは対症療法薬に当たるので痛みの原因を取り除けるわけではありません。
また、即効性もあり、服用してから30分程度で効果が出るようです。それから持続性もあり、その効果は6時間から8時間程度持続します。
ボルタレンは発熱した際などにも熱を下げる目的で用いられます。

セレコックス

セレコックスにもボルタレンと同様に鎮痛作用や消炎作用があります。
そのため痛み止めとして用いられることが多い薬です。
セレコックスはセレコキシブという成分を主成分としており、その作用機序はボルタレンとは異なっています。
セレコックスには解熱作用もありますが、解熱剤としての適用はありません。
セレコックスもボルタレンと同様に対症療法薬なので、痛みの原因を解決する薬とは異なります。

ボルタレンとセレコックスの作用機序

ボルタレンやセレッコクスはさまざまな痛みの原因に対応することができる鎮痛剤です。
発熱した時や歯科においても利用されていて消炎効果があります。
ボルタレンの作用機序として、酵素を阻害することにより体温を上昇させたりするような物質の働きを阻害するジクロフェナクナトリウムです。
炎症が起こると眠れないような痛みが誘発されますが炎症部位で放出されるのがプロスタグランジンで、このプロスタグランジンの働きによって症状が酷くなります。

風邪になると脳でプロスタグランジンが作られ体の熱を上げるように作用し体温上昇が起こります。
プロスタグランジンを阻害すると体温を下げることができ、この時プロスタグランジンは酵素から作られます。
プロスタグランジン合成に関係する酵素がシクロオキシゲナーゼ(COX)で、シクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害するとプロスタグランジンの生成を抑制し結果として体温を低下させることが可能です。

セレコックスの作用機序として、酵素を阻害しプロスタグランジン生成を抑制することで炎症による痛みを抑制するのがセレコキシブです。
炎症が起こると痛み物質が放出されますがその物質の1つにプロスタグランジンがあり、ボルタレンと同様に痛み物質を阻害することができます。
特にセレコキシブ、つまりセレコックスはシクロオキシゲナーゼのCOX-1を阻害せずにCOX-2だけを選択的に阻害することが可能です。
COX-1は胃粘膜などの全身に分布していますが、COX-2は胃粘膜にほとんど存在しないで炎症が起こった時にだけ出現するものです。
これにより従来のNSAIDs系医薬品で問題になっていた副作用を回避することができ、胃腸障害を起こさずに症状を抑制することができます。

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