仕事などにより規則正しい時間に眠れていない人が増えています。それ以外にも睡眠を妨げる原因は沢山あるので、数あるパターンの中で有名なところを解説していきます。

あくびを出す女性たち

眠れない原因は片頭痛?

居眠りしている男性

眠れない、という症状で病院を訪れると、不眠症、という病名がつけられる場合があります。
病気として治療しなければならないほど不眠というものは侮れず、持続して不眠状態であると体力の消耗に起因し、無気力となったりうつ症状のような状態になることさえあるのです。
その原因のひとつとして頭痛、特に片頭痛があります。
片側の頭が脈打つように痛むことが最大の特徴で、これが片頭痛と同様に頭が痛む病気である緊張性頭痛や三叉神経痛との分かりやすい違いです。

痛みが発生する仕組みは、脳の血管が急に拡張して器質的に脳を圧迫することであると言われています。
脳血管の拡張する誘因としてアルコールなどがあり、アルコールを飲んだ後に決まって頭痛が起こる、という方の中には片頭痛の患者さんが少なからずいらっしゃることでしょう。
また、嘔吐や光や音に対して過敏になるなどの随伴症状が現れる場合があります。
片頭痛ではこういった随伴症状によって外部の刺激に対して敏感となり、覚醒状態が持続してしまうことも痛み以上に不眠を助長する因子です。

片頭痛の発生はある程度予知できると言います。
目がチカチカして暗転したり、片方の手足が痺れたり、言葉を話しづらくなったりするなどの症状が現れてから、頭痛とともに口の渇きや生あくびが出てくるのが定型の片頭痛です。
症状の発生を予防するためにカルシウム拮抗薬やβブロッカーなどの薬剤を使用することもあります。
他にも頭痛の因子になるような原因に触れない、などといった予防法があります。
しかし、片頭痛の厄介な点はストレスから解放される、というただそれだけのことでも発症する可能性があり、ふと気を抜いた瞬間にズキズキと脈打つような痛みが襲ってくる、と訴える患者さんも少なくはないのが実情です。

片頭痛は比較的女性に多く家系的に発症することも少なくはない疾患です。
家族に片頭痛を持っている方がいたら手を貸してあげる必要があるだけでなく、自分にも発生因子があることを認識しなくてはなりません。

片頭痛から考えられる原因

心臓の鼓動のように「ズキンズキン」「ドクンドクン」と痛んだり、頭の片側だけが痛んだり、姿勢を変えるなど動くだけで強く痛みを感じることもあり、そんな痛みが夜起きたら眠れないでしょう。
そして睡眠不足なり、睡眠が不足するとまた片頭痛が起きます。

一般的な頭痛と、片頭痛の違いは症状にあります。
片頭痛におこる仕組みは、大きく分けると3つあります。
三叉神経がストレスなどの刺激を受けて圧迫され「神経ペプチド」という物質が出て、血管の拡張と炎症をおこし、吐き気や嘔吐や頭痛になります。
過度のストレスで大量にセロトニンが分泌されされると脳の血管が収縮し、時間が経つとセロトニンが分解され排出すると収縮されていた血管が急に拡張し頭痛が起きます。
血糖値が下がると血糖値をあげる働きのあるアドレナリンというホルモンが分泌されます。
アドレナリンは心拍数に上昇や脳の覚醒作用があるため、その働きにより脳の血管が収縮・拡張して片頭痛の原因となります。

片頭痛の原因は気圧などの外的刺激、ストレスや生活習慣の乱れで脳の血管の拡張で頭痛を感じると考えられています。
片頭痛が原因で眠ることができず、慢性的な不眠症になってしまうこともあります。
何をしても痛みが消えないときは薬を飲んだ方がいいときもあります。

市販の鎮痛剤は反頭痛を治療する作用はありません。
軽い痛みでしたら鎮痛剤で痛みがおさまります。
ですが市販されている鎮痛剤を何度も何度も服用すると薬物乱用頭痛になる危険もあるので、病院やクリニックを受診して、医師の指導のもと薬物療法したほうがよいでしょう。
トリプタン系薬剤やエルゴタミン製剤が処方されることが多く、血管を収縮させる作用があります。

頭痛はよくある病気です。
でも命にかかわるような頭痛もあります。
くも膜下出血や脳腫瘍、髄膜炎などの病気で頭痛が起きる場合もあるので、一度専門医のいる病院やクリニックで診察することをおすすめします。

関連記事